今日は、三田教室の稽古日でした。
前回、学校行事でお休みだった3名の生徒も稽古に来てくれまして、
全員揃っての稽古ができました。

さて、久しぶりにマーカーコーンを使ったトレーニングを行いました。
5色のマーカーコーンがあり、こちらが指示した色を見つけてタッチして戻る。
指示の色も1→2→3 と増えていきます。
他の生徒がタッチしたコーンには触れません。
指示色を見つける+他の生徒の動きを見ながら+自分がタッチしたいコーンを素早くタッチする

マーカーコーンにタッチして戻るというシンプルなトレーニングですが、
前述のように回りを確認し瞬時に判断し俊敏に動くことが問われます。
頭も体もフル回転です。
また、このトレーニングでは、周りを見るという行程の中で
周辺視野能力を高めることにもつながってきます。

※周辺視野とは、目を動かさないで一点を見るところを中心として
約30度以内の視野を「中心視野」といいまして、それよりも外側を周辺視野といいます。
中心視野は、見ているものがはっきりくっきり見えていますが、
周辺視野で見ているものは、カメラでいうピンボケしたような見え方になっています。

周辺視野能力ですが、組手の場面で発揮される能力のひとつです。
相手の突きや蹴りひとつひとつを見ながら組手をする、
つまり、右や左、上や下と目線をあちこちに配って組手をしていると、
かなり反応が遅れてしまいます。しかも、すごく疲れます。

そこで、組手をするときには“ 相手の胸の中心あたり(胸骨)に視線を置いてみましょう ”と伝えています。
そこに、視線を置き周辺視野により体全体の動きを捉えることができます。
と言葉で言うのは簡単ですが、いざ組手をやってみるとこれが難しいんです。
繰り返し稽古を積みその中で養っていくしかないですね!

三田空手教室 稽古の様子