今日は、保育園にて4歳児・5歳児クラスの体操教室でした。
この時期は、運動会に向けて披露する鉄棒、跳び箱などの練習や、
5歳児クラスでは、組体操の練習に励んでいます。

ここ数日、猛暑続きで暑さ指数(WBGT)も厳重警戒レベルにありますので園庭での活動はできていません。
園児たちは、存分に体を動かしたいとウズウズしています。
そういったことも考慮しながら、活動プログラムを組み立てます。

さて、5歳児の組体操は、基本的には決められた構成を順に取り組みながら進めていきます。
私たち先生側が用意したものを園児は取り組む形ですから、
多少なりとも(かなりかな?)やらされる感があると思います。
最初はきびきび動くものの、次第に集中力が欠けて動きが緩慢になってきます。
私自身、子どもの時に同じような経験をして、組体操の練習面白くないと思っていました。

毎年こうした様子を見てきていますから、
同じような流れで進めていくと、園児も楽しくないでしょうし、
せっかくの園生活最後の楽しい運動会が面白くなくなってしまいかねません。

そこで、組体操の練習のなかで、
複数人の技では、園児同士で話し合って役割を決めさせる場面を作ったり、
どうすればいい組技ができるかなどを互いに話し合ったりします。
そうすることで、自発性が生まれ園児たちの結束力も高まってきます。

ただ気を付けておきたいことは、その日の練習を長い時間をかけて練習したり、
何度も何度も同じ技の練習を繰り返しやらせる形はお勧めしません。
いい雰囲気から一転して一気にモチベーションが下がってしまい、組体操やりたくない!になってしまう可能性があります。
指導者側も、メリハリをつけながら進めていくことをお勧めします。

今年は、園児がより楽しい組体操になるようにと、
組体操とダンスをコラボレーションした組ダンス体操(まだ仮の名称です)にしました。
園児の思いも聞きながら、一緒に素敵な組ダンス体操を作っていきたいと思います。