体操教室訪問先の各園の先生方から、とび箱の開脚とびができるように
子ども達に指導したいので、前段階の練習を教えて欲しいとの要望をいただくことがあります。

私の幼児時代には、とび箱なんて触れたこともありませんでしたが、
今では、園に1台とび箱が必ずといっていいほどあって、開脚跳びを指導している園もたくさんありますね。

今回、私がお伝えしている段階的な練習方法を、先生方のご指導のお役に立てればと思いまして、
簡単ですが動画にてご紹介させていただきました。

いろんな指導方法があると思いますが、
ひとつひとつのレッスンを、できるだけ子ども自身の力でクリアし、
開脚跳びにつながるようにという意図のもと、5つの段階に分けて展開しています。

今までの経験上この流れで進めていくと、こちらががっつり補助をしなくても、
子ども自身の力で開脚とびができるようになる確立が高いです。
少しでも参考になれば幸いです。

※ 動画の練習では、踏み切りの指導については触れておりません。

①のマット上でのウシガエルは基本中の基本です。
 これが、トン(手)パ(足)トン(手)パ(足)とリズムよくできるように!

②は、マットとマットの間を少し空けて行います。
この形は、手を前方(向こう側のマット)に着き、体を前方に移動する感覚を養います。

また、トン(手)パ(足)のリズムが難しい子どもの場合、
この形で練習すると、先に手を着いて両足をピョン!と運ぶ、この着き順とリズム感が養えます。

③④からは、とび箱を使用します。
②までができると、③④は比較的スムーズにできると思います。

⑤は、いよいよ開脚とびです。
注意として、着いた手の巻込みがないよう、
また、前方への転落などがないよう台上の傍でサポートできるようにしてください。