今日は、深川教室の稽古日でした。
先日に続いて、今日も大きな声が出せず
生徒の皆さん、申し訳ございませんでした。
仕事柄大きな声を出すことが多いので、
声枯れになってしまったと思うのですが、
この数ヶ月休みなしで動き続けているので、多少疲労もあるのかと。
適度な休養は大事ですね。
さて、今日の基本稽古にて
突きを出すとき、反対の手は腰に置きます。これを引き手といいます。
そもそも引き手はなぜするのか、必要かというと
簡単に説明すると、突きのキレやスピードを高めるために引き手を要します。
基本としてとても大切なことなんです。
突きの基本稽古で、突きのみに意識が集中し引き手を忘れてしまう生徒がいます。
このとき、指導いたしますが、どうしても繰り返し引き手を忘れてしまうケースがあります。
この場合、忘れているのではなく、協調運動が苦手であることが考えられます。
協調運動とは、手と手、目と手、足と手などの個別の動きを一緒に行う運動です。
この運動感覚を、基本稽古の中で養っていくだけでなく、
時にボールを使ったりと、ある用具を介しながら遊びの中で能力を養っていくことを取り入れます。
そうしますと、必ずできるようになってきます。
「引き手ができてない! だめだめ!」を繰り返しすぎると、
生徒に苦手意識を持たせ兼ねません。
生徒一人ひとりの様子を観察し、最適な関わりを大切にしていきたいと思います。