体操教室の記事、久しぶりに投稿します。
今日は、認定こども園にて4歳児クラスの体操教室でした。
また夏が戻ってきた!?と言わんばかりの暑さでしたね。
遮光ネット下の日影を利用し、お茶休憩を取りながら進めました。
日頃から園庭で遊んでいる園児ですから、多少の暑さには負けない体を持っています。
いつものように元気いっぱい活動してくれました。
今日の活動プログラムは、サーキット運動あそびを行いました。
鉄棒、とび箱、マットの3セクションをぐるぐる展開していきます。
それぞれ、10月の運動会で披露する技の練習を兼ねています。
その中で、鉄棒では前回り下り、足抜き回り、尻抜き回りをしています。
できる子は、どの技もバンバンやっています。
でも中には、鉄棒上でツバメポーズ(棒の上で腕を伸ばして制止するポーズ)はできるものの、
次のステップの技である前回り下りができない園児がいます。
前に倒れるのがどうしても怖くてできないんです。
そこで、こんな言葉かけをします。
「とも兄さん(私です。)が、前回り下りができる魔法をかけて少しだけお手伝いするからね。
安心して。大丈夫、できるようになるよ!」
そして、園児のそばで言葉をかけながらゆっくりサポートします。
ひとつひとつ、前に倒れる角度を調整し、
「ほら、ここまでできるようになったよ!」ほめる言葉とできた感を実感させながら段階ごとに進めていきます。
これを少し繰り返すと、前に倒れる怖さも軽減され、
「お!今度は、さっきより行けるようになったよ! これは、回れるかも!?」
そんなやり取りをしつつ、ほんの少しの補助を加えるだけでひとりでできるようになりました。
その時の、満面の笑みを浮かべた園児の表情は最高にすてきです!
一度、自分で達成した経験を味わうと、
次からは、多少緊張しながらも自分の力で前回り下りができるようになります。
1人でできたときの喜びと達成感を味わうと、
子どもは、自己肯定感が育まれぐぐっと逞しくなります。
ここに至るまでの過程を大切にしながら
子どもたちが、主体となって意欲的に活動できるようサポートしていきたいと思います。