今日は、深川教室の稽古日でした。
前半クラスに、先週に続いて2名体験に参加いただきました。
ありがとうございました。

初めて体験する基本稽古
手取り足取りの指導はせず、まずはこちらの動きを見て同じように動いてもらいます。
初めてのことですので、ギクシャクした動きになるお子さんが多い中、
動きをしっかり捉え、突き、蹴り、受け上手にできていて、
模倣能力の高さが窺えました。

最近ですが、
深川教室の生徒や他教室の数名の生徒から、
組手の稽古が苦手、あまりやりたくないとの声がありました。

理由として多いのは、
「痛いから」
「こわいから」
「防具の上からであっても、人をたたくことが苦手」
という内容でした。

組手は、ガツガツと激しく互いに攻め合いますから、
このような思いになるのも分かります。

それくらいのこと我慢してがんばりなさい!
恐れてはだめです、逃げずに頑張りなさい!
と、根性論中心の指導では生徒のやる気を起こすことは難しいです。

当教室では、
前述のような思いをもっている生徒に対して、
無理にやらせる形はとっておりません。

その理由は、無理にやらせると余計に嫌になることがある。
また、組手が嫌い → 空手が嫌い につながることもあります。
ですから、やりたくないときには、一度その場から引かしてみる。
そして、今本人がやってみたいことを取り入れて稽古します。

そうしていくうちに、
あることがきっかけで、組手をチャレンジしてみたい!
という場合があります。

なかなか組手をやる気になれない。
しかしながら、ずっと経験なしで卒業するのも・・・

そんな時は、スロー組手といってガツガツ系ではなくソフト系の組手をしたり、
互いにドン!と体に当てない寸止め組手というのもありますから、
こうしたスタイルを通して組手を経験してもらいます。
このスタイルにより、これまで大半の生徒が、組手への苦手意識を払拭し取り組めるようになりました。

ポイントは、
嫌いだから、やりたくないから やらないで終わるのではなく、
最終的に取り組めるようになるために、
生徒にあった取り組み方でサポートしながら、
一緒に道を開いていくことが大切ではないかと考えています。

深川 空手