先日、うちの娘が小学校からいただいたプリントに
ふれあい活動講演会の案内(家庭教育講演会)があり、昨日参加してきました。

内容は、「知らないとこわ~い マルトリのお話し ~ 子どもに‟毒語”使っていませんか ~」

さて、このマルトリという言葉
ネットの情報でちらっと見たことがあり、
子育てに関するワードとまでは知っていましたが、
詳細はほとんど知りませんでした。

マルトリートメントとは・・・
mal(悪い)+ treatment(扱い)→ maltreatment「不適切な養育」
身体、精神、性虐待、ネグレクトを含み、
子どもに対する大人の不適切な関わり全般を意味するより広範な概念とのこと。

不適切な関わりというと、
身体、精神、性虐待、ネグレクトなどの虐待は明確ですが、
広範なという概念について、どういうことが該当するかを教えていただきました。

例えば、、、
● そんなことで社会ではやっていけないぞ!
● こんなこともできないの!
● お兄ちゃんのほうが、〇〇くんのほうがずっと優秀だ
(兄弟、他人との比較)
● 何回言ったらわかるの!
● やる気がないのならやらなくていい、好きにしなさい!
● スマホの操作をしながら子どもの話を聞く
● 過度の心配性
● 子どもの好みや服装などに介入しすぎる
等々

正直、こんなことも当てはまるんだと驚くとともに、
自分にも多々該当するところがあることにも驚きました。

また、特に興味深かったことは、
マルトリートメントにより、脳や心へのダメージがあること
詳細は割愛しますが、簡単に言うと脳の各部位や心に深い傷を残すそうです。
これにより、後々健康面や社会生活などにも影響を及ぼすとのこと。

今からマルトリートメントをしないようにしようと思ってもすぐには難しいかもしれない。
今まで言い続けてきた言葉が、反射的にでてしまうかもしれません。

まずは、マルトリートメントという概念を知る。
自身のマルトリートメントチェックをし、
どのような対応や介入の仕方がよいかを知ることからはじめる
そして、ひとつひとつ改善を心がけていく

もし、子どもとの関わりの際、
つい、いつものように厳しい言葉を言ってしまった。
今のマルトリだ、マルトリかもと気づいたとき、

その時に、正直に子どもへ、
「今の言葉はまちがっていた、こんな思いがあって、本当はこういう伝え方をしたかったんだけどごめんなさい。」
と素直に伝えることができればいいなと
講演会後、家で振り返りながら思いました。