以前、認定こども園にて体操講師をしていたとき年中、年長クラスでの一場面

体操教室でとび箱、鉄棒などをしているとき、
「せんせい、みて!みて!」と子どもたちのみてみて合唱

1クラス20人~30人ほど見ていましたので、
大勢になると、みて!みて!エネルギーがすごい。

みて!みて!は、幼児のお子さんに限らず、
小学生のお子さんもあります。
心の奥底では、大人だってあると思います。

みて!みて!ってなんで言うんでしょう。

上手にとび箱ができるようになったのをみてほしいから?
上手にできた、できるようになった自分をほめてほしいのかな?
自己顕示欲がすごく強いのかな?
すごく目立ちたがり屋さんなのかな?
自分ではちゃんとできているかどうか自信がないから見てほしいのかな?

これらをぎゅっとまとめて端的に言うと、
この「みて!みて!」は、
子ども自身が成長するうえで大切な確認作業と考えます。

子どもにとって、心の拠り所であり安全基地であり、とっても信頼しているお家の人に、
自分で〇〇ができた!を見てもらって言葉をかけてもらって、
はじめて自分のできたを認めることができる。
この過程が、こどもの豊かな人間形成には欠かせないことではと思っています。