今日は、保育園にて4歳児・5歳児クラスの体操教室でした。
活動プログラムは、ボール運動遊びです。
12月の体操教室でもボール運動遊びを行いましたが、
そのときは、小さなカラーボルを使いました。
今回は、直径20cmほどの大きなやわらかいナイロン製のボールを使った遊びです。

このボールを使うときは、空気圧をパンパンにせず、
ぼにょぼにょしたボールになるよう空気圧を少し少なく調整しています。
こうすることで、子ども達が握りやすく、把持しやすくなります。
また、空気圧をパンパンにすると滑りやすかったり、
落としたときコロコロ転がりやすく拾うのが大変だったりします。

まずは、ボールをしっかり持って落とさずにジョギングやスキップ、カニスキップ
次に、腕、脇、太ももとお腹、ハムストとカーフを使ったボールはさみっこ遊び
お友達とボール転がし遊び
最後に、4歳児はボールで鬼は外!
5歳児は、転がしドッジ(だんだんボールを増えていきます!最大4個使用)
ボール遊びは、子ども達に大人気でして、みんな無邪気に夢中になって活動しました。

さて、今日のボール遊びでもそうですが、
活動の中で、用具を準備したり、環境設定をするために子ども達に待ってもらうことがありますよね。
そんなとき、どのような待たせ方をしていますか?

「ちょっと待っててね!」とその場で準備が出来るまで待たせる。

「みんなで10秒数えて、その間に準備するから!」 といって待たせる。

活動内容の説明をしながら待たせる 

などいろんな待たせ方があると思いますが、
子ども達にその場でじっと待たせているこの時間を有効に使うことができたらどうでしょうか。

例えば、私がよく取り入れているのは、

「みんな鶴のポーズ(片足のポーズ)で10秒がんばって。 よーいスタート!」と伝え、
子ども達ががんばっている間に準備を完了します。

他には、広いスペースで活動している場合、
「みんな、向こうにあるすべり台にタッチして戻ってきて、先生の準備とどっちが早いか競争だぞ!」

といったやりとりを行っています。
じっと待たせるのではなく、動かしながら待つことで、待ち時間を有効活用できると思います。
今の寒い時期は、寒さに負けて待つことができない場合がありますし、
待っているとすぐに体が冷えて体を動かすのに支障をきたす恐れがあります。
なので、この時期にはおすすめのアプローチです。

ただし、次はこんなことをするよ、こうして動くよ、この用具はこう使うよ、大切なルール、約束はこうだよ
と、内容説明を子ども達にしっかり見て聞いてもらう、理解してもらう必要がある場合は待ってもらうことは必要だと思います。
何かの参考になれば幸いです。

保育園 体操教室 2019-1-9 ボール運動遊び