今日は、安佐南区の保育園にて3歳児・4歳児クラスの体操教室でした。
こちらの園には、年に6回実施計画で、隔月で体操指導・運動あそび指導に入っています。
みんな元気いっぱいで、張り切って体操教室がんばってくれています!

活動プログラムは、いつも担任の先生から希望をお聞きして、
こちらで活動プログラムを構成しています。
今回、3歳児は、マットの前転につながる運動あそび
4歳児は、とび箱につながる運動あそびです。

準備体操 → 導入(メインにつなげるためのあそび) → 展開(メイン)
という流れで進めていきますが、すべての動きに意味がありつながりがあることを伝えています。

例えば、マットの前転ができるようにもっていきたいのに、
導入のあそびで、全く違う動きのあそびを取り入れてしまうと、
(※ 前転は転がる系なのに、ジャンプ系のあそびばかり取り入れてしまう)
さあ前転するよとなったとき、うまく回転動作ができない、またはぎこちないことがあります。
ですから、すべてつながりを考えて内容を構成し取り組んでいくことが大切です。

こうして子ども達に指導していく中で、
スムーズに進むケースと進まないケースがあります。
細かく見るといくつか要因があると思いますが、

今まで複数の園に関わってきてこれ!と思うのが、
“ 日頃からどれだけあそんでいるか ” です。
特に、体をしっかり使ったあそびをしているかしていないかで進行具合が大きく左右します。

たくさん遊んでいる子どもは、あそびの中で脳を活性化し、基礎体力や身体動作能力を高めていますから、
基本的な動きにおいては、すぐに対応できたり、数回練習すればできます。
逆に、あそびが少ない子どもの場合は、なんとなく雰囲気的にはできているようなんですが、
動きがぎこちなかったり、不安定さが見られたりします。
このような場合、簡単な運動あそびから入って体の基礎をつくっていかなければなりません。

今日お邪魔した保育園では、
積極的にあそびの時間を確保し、子ども達がしっかり体を動かせるようにサポートされています。
あそびの力ってすごいですね!