今日は、認定こども園にて3歳児クラスの体操教室でした。
じわじわと暑さが厳しくなってきていますが、
日頃、保育の中でしっかり園庭で遊んでいるからでしょうか、
子ども達はみんな元気いっぱい活動しました!

今日のプログラムは、鉄棒運動あそびです。

認定こども園 体操教室 鉄棒

 

 

 

 

 

 

 

こうもりのぶら下がりとツバメポーズを行いました。
先週にも同様に取り組んだのですが、
そのときは、初めて取り組むということもあり、
上手くできない子ども達が目立ちました。

が、今日の動きを見ると、
あれから1週間しか経っていないのにみんなばっちりできる子が増えていました。
これには驚きです!
保育士の先生方が、日頃の保育の中で取り組んでいただいたんだと思います。
みんな、自信に満ち溢れた表情で、「ともにいさん、見てみて!」の大合唱でした。

そんな中、ひとりの女の子が、これまでとは違って意欲的に取り組む姿を見せてくれました。
先週の体操教室のときは、ほとんど言葉を発せず、
鉄棒につかまっても動作をとっていませんでした。
調子が悪いのかな? 鉄棒苦手なのかな?
保育士の先生に尋ねてみると、「本人が難しいと思ったものがあると、できないと思い込み止まってしまうんです。」とのこと。

なるほど!
そこで、先週の体操教室が終わった後に、その女の子に一言声をかけてみました。
「○○ちゃん、鉄棒むずかしい? でも、しっかりてつぼうは握れてたよね! あの力があれば大丈夫だよ。
次の鉄棒のとき、ともにいさんと一緒にやってみよう!」
と声をかけました。

そして、今日の体操教室
女の子は、いきいきと取り組んでいて、
「ともにいさん、わたしできたよ!」って自分から何度も声をかけてくれたんです。
最高にうれしい瞬間でした。

私は、特別なことを一切していません。
その女の子を含め子ども達が楽しく取り組める場面設定(環境設定)をしたことと、
ちょっとした魔法の言葉をかけただけなんです。

できるだけ手を出す(=補助)ことは最小限にしています。
できるだけ子ども自身の力でがんばってほしいからです。
こちらがサポートしてできたときの喜び方と、
サポートなしで自分だけの力でできたときの喜び方って全然違うんです。
時に時間がかかるときもありますが、
それはその子にとって必要な大切な時間と思って関わっています。