今日も昨日に続き、認定こども園にて4歳児・5歳児クラスの体操教室を行いました。
昨日とは打って変わって、寒い!と感じました。
子どもたちの、「さむい~」の合唱が起こるほど。
準備体操から、そんな寒さを吹き飛ばすくらいの大きな声を出すよう促し
元気いっぱい体を動かしていきました。
活動に夢中になるにつれ、いつの間にか寒さも忘れているようでした。
私が運動遊びを行う中で、あそびの中に “あそび” を作るようにしています。
ここで言うあそびとは、言い換えると動きの種類や幅であったり動きのゆとりです。
これは、自動車のハンドルの“あそび”からヒントを得ました。
遊びがないとちょっとハンドルを切っただけでタイヤが動き運転しづらい。
遊び(余裕)を作っておくことで、運転がスムーズにできます。
例えば、、、
この線から絶対出ちゃだめよ!
ここでは、〇〇の動きをしてね。
で、これらと違うことをすると、「ちがうちがう、〇〇っていったでしょ!こうやるんだったでしょ!」と注意する。
これってよくありがちかと思います。
指導者側としては、それぞれのねらいをもって進めているので、
それにつながる動きをしてほしい。だから違っていると違うと言ってしまう。
ここに“あそび”を作っておくと、
決まったラインから出た場合でも、多少出たくらいなら全然OK!
これくらいのほうが、子ども達のびのびと動きます。
指導者が決めるラインは、できればこのライン当たりは出ないでね!という基準としておきます。
もし、何度もラインから出ている子どもがいれば、
前述のような注意する言葉ではなくて、子どもに気づかせるような言葉を使うようにします。
注意の言葉や否定的な言葉は、体の動きを委縮させかねませんからね。
「ここでは〇〇の動きをしてね!」も同じです。
指示した動きでなくても、それに似たような動き
例えば、両足ジャンプで進むところをケンケンジャンプで進んだとしましょう。
「両足ジャンプっていったじゃない!」といって動きを修正するのか、
「ケンケンジャンプできるんだね、すごいね! じゃあ次は、両足ジャンプも見たいから見せてね!」と言葉をかけるのか
さて、子どもの反応はどうなるでしょうか?
私の体操教室は、このあそびの中に“あそび”を を大切にしています。
これで、子どもたちののびのび感がぐ~んとアップするのを見てきました。
この考え方は、私個人の考えなので、
いいかもと思っていただければ参考にしてください。
ひとつ付け加えておくと、
ケースによって、ある動きを習得させたい、そのためにこの動きの経験と練習が必要という場合は、
指示に沿って取り組んでもらう形になろうかと思います。
また、特に危険な動きと判断したものはきちんと注意することは大切ですね。