今日は、保育園にて2歳児・3歳児クラスの体操教室でした。
小さなカラーボールを使った遊びと新聞新を使った遊びを行いました。
前回の活動では、ボールをご飯に見立ててライオンさんやくまさんなどの動物さんに
ごはんをあげました。
今回は、ちょっと恐い恐竜さんにご飯をあげるあそびです。
はじめに、恐竜のイラストを見せて子ども達の反応を見ますと、
意外にも恐がってなくて、いたって普通でした。
男の子は、「わ~!ティラノザウルスだー!」と大喜び
この遊びでは、ボールをちょっと遠くに投げる動作を促し、
投動作能力を高めること、目と手の協応力を高めること、
ボールをカゴから拾うそして投げるの往復動作による敏捷性、走力アップを意図し取り組みました。
子ども達と私のやりとりです。
私「恐竜さんにどうぞってお口の近くにごはんをもっていくとどうなる?」
子ども達「手が食べられちゃう!」
私「だよね! じゃあどうしよっか?」
子ども達「離れてあげる。」「ゆっくりあげる。」「えいって投げてあげる。」
といったやりとりをして、子ども達の意見(考え)を聞きます。
そして、
私「こんなマットをもってきたんだけど、これを使ってごはんをあげたら恐竜さんの近くに行かなくても大丈夫そうかな?」
子ども達「うん、だいじょうぶ、だいじょうぶ!」
私「ここからどうやってあげようか?」
子ども達「えいって投げる!」
ということで、恐竜さんの位置から1.5mほど手前にマット島をセットして、
そのマット島から投げるというお約束をします。
ライン(線を引く)とかですと子ども達に分かりづらく、投げることに必死になって必ずはみ出して投げてしまい、
「線から出てるよ、戻って!」って何度も言うようになると思います。
何度も注意されたら楽しい遊びも楽しくなくなりますよね。
こんな環境設定の工夫も大切かなと思います。
そしてスタートすると、子ども達は夢中になって、
ボールを拾いに行き、どんどんボールを投げていました。
私が思っていた以上に力強い投球を見せていまして、
中には、将来野球選手間違いなし!と思うくらい上手な子もいましたよ!
取り組みたいことを言葉だけで説明してやらせようとしてもうまくいきません。
この年齢の子ども達は、特にそうです。
環境を工夫し子ども達が主体となって自発的な動きをできるだけ留めずに、
その中で意図することを取り込んでいく。
このバランスをうまくとりながら関わっていく
今日も、しっかりできたかなと。