「先生、いろいろ教えてください、よろしくお願いします。」

と、園の先生から声をいただくことがある。
こうした声をかけていただけることは、とてもうれしいです!

でも、正直なことを言うと、
「いろいろ教えてください。」 だけでは??? になります。

そこで、私はこう聞き返します。
「どんなことを学びたいですか? どんなことを聞きたいですか?」

これに対して、

①「子どもたちが体を動かして楽しめる運動あそびを・・・」

②「立っているときや座っているときの姿勢がぐにゃってなる子が多いので、
姿勢がピシッとできるようになる運動あそびを教えてください。」

さて、①と②を読んで、どちらが教えて欲しいことが具体的でしょうか?

①の場合、
楽しめる運動あそびは、たくさんあります。
この返答を受けただけでは、先生が本当に知りたいことにつながる運動遊びをチョイスするのは難しいです。

②の場合、
姿勢が不安定な子が多い。ということに困っていて解決していきたいんだ。
ということは体幹力、姿勢保持筋、バランス感覚を養える運動遊びがいいな。
では、〇〇あそびを伝えよう。

という感じで、質問から何に困っていて何を解決したいかが具体的にイメージできます。
だから、これがおすすめ!という運動遊びを伝えやすい。

何が言いたいかというと、
何かを知りたい、学びたいというときには、
できるだけ具体的に何を知りたいか、学びたいかを整理し伝えるということ。

保育の中で、こんなことに困っています。悩んでいます。
それを伝えていただく形でもよいと思います。
そこから、解決につながるプランを組み立てやすいですから。

私が、逆の立場で教えて欲しいときとかには、
質問する前に、このワードを使って自分に質問します。

そのワードとは?

「なんのために」 です。

これおすすめのワードですよ!