今日は、可部教室の稽古でした。

可部教室開校して早1ヵ月が経ちました。
今、3名の生徒が元気いっぱい盛り上げてくれています!

今回は、小スペースでもしっかり体力アップできるトレーニングを実施
とび箱台を使ったステップワーク
カラーストーン渡りでバランス力アップ
なわとびトレーニング

なわとびでは、いたってシンプルな動作 前跳びです。
しかし、縄を回す&跳ぶのタイミングがうまくできずスムーズな前跳びができていません。

なわが引っ掛かり元に戻してリスタート
でもすぐに引っかかる。

そうすると、「先生、できない、難しい」とだんだん表情も曇ってくる。
なわとびが苦手なお子さんは、なわを回す動作と跳ぶ動作が
うまく協調できない特徴があります。

実は、この前跳びのなわ回しとジャンプの動きは難しいんです。
なぜかというと、皆さんもやってみると分かると思いますが、
高く上方にジャンプするときどう動きますか?

高く飛ぶために、腕を下から上に向かってぐわっと大きく挙げてジャンプしますよね。
でも縄跳びを回すときの腕(手首)の方向を見てみると、
下から上に動かしています。

通常のジャンプとは反対の腕の動きをしていますから、
うまく動けなくて当然なんです。

前跳びがきちんとできるようにと無理にやらせると、
生徒は面白くなくなり、逆になわとびに対して苦手意識を持ってしまい兼ねません。

そんなときは、スモールステップで、
片方の手だけで縄跳びをもち、回しながら跳んでもらいます。
そうすると、回す動きとジャンプのリズムがうまく合ってきます。

でも、なわは前回しではなく後ろ回しにしているケースが多いです。
今日の生徒も後ろに回しながら跳んでいました。
それでも、回して跳ぶという動きができたわけですからOKです!

空手の技でもそうです。
いきなり連続技、複雑な動きの技は難しいです。
それをひとつひとつ分解して、
生徒が理解しやすく動きやすい内容にして指導するよう心掛けます。

そして、生徒に伝えていることは、
「こんなのできない、全然ムリ」と思うことはあっても弱気になる必要はありません。
できない自分はだめだなんて思う必要もありません。

できなくても一所懸命やればマルです。
その一所懸命の中から小さな成功体験を見つけ積み上げていく。
そうしますと、必ずできるようになります。
「きっと大丈夫! きっとできる!」を合言葉にがんばりましょう!