私が、保育園の子供たち(2歳児・3歳児・4歳児)にでんぐり返しを指導しているなかでこんなでんぐり返しがよくあります。
このようなでんぐり返しをしている子供に、どのような指導がいいでしょうか?
「しっかりおへそを見て!」
「ほら、しっかりあたまを丸めてごらん。」
私が幼児体育指導員駆け出しの頃に、保育園の子供たちに前述のような言葉をかけながら指導していました。
実際、イメージどおりゴロンときれいなでんぐり返しにつながらず、
うまく指導できず子供たちに申し訳なく思っていました。
そこで、何かいい方法はないかなといろいろ探していたところ、とっても簡単な指導方法に出会いました!
それをご紹介しますね!
まず、指導する時に子供たちに、
「おへそを見て!」とか、「しっかりあたまを丸めて」という言葉は使いません。
ある “もの” に変身してもらいます。
でんぐり返しは、ゴロンと転がりますよね!
なので、ゴロンと転がるもの、
子供たちがイメージしやすく、体で表現しやすい転がるものに変身してもらいます。
そのある “もの” とは・・・
“た・ま・ご” あの、まあるい卵です。
↓↓↓ こんな感じです!
いかがですか?
私は、この指導方法に切り替えたところ、数回練習しただけでほぼ全員が自分の力でできるようになりました。
あの時のうれしさは、昨日のことのように覚えています。
ただ中には、うまく丸いたまごができなかったり、頭頂部を着けて無理に転がろうとしたり、
両膝を曲げすぎてしまい、頭がマットに突っかかって転がれない子供がいますので、
その場合は、頭の丸め込みを補助したり、丸いたまごを作るときにゆっくり手伝ってあげながら転がってもらうようサポートが必要です。
ここでは、でんぐり返しの最終姿勢が、パッとお尻を浮かせた状態になるような指導の方法までは紹介していません。
自分の力で、前方にゴロンと安全に転がることができるように! までを目標とした指導方法です。
幼稚園、保育園ででんぐり返しの指導をされている先生方や、
お子様にでんぐり返しを教えている保護者の方に少しでも参考になれば幸いです。