今日は、落合教室の稽古日でした。
各クラス、みなさん元気いっぱい稽古に励んでくれました。
導入のトレーニングでは、久しぶりのフープを使ったトレーニングを実施。

フープを置いて、いろんなジャンプやステップワーク
フープを手で回して、フープジャンプインアウト
フープを腰で回すといった内容を行いました。

空手の教室でフープ???
実はこのフープ運動が空手につながるよいトレーニングツールになるんです。

例えば、ステップワークの場合、
前後ステップ、サイドステップを、フープに足が当たらないようにすばやく動きます。
これは、突きや蹴りを瞬時に繰り出すときの瞬発力、足の運びにつながります。

滑らかな腰の動きを要する腰フープ回し。
腰の動きが滑らかであれば、腰のひねりをうまく活かして突きや蹴りを打ち込めます。
腰フープ回しが、ギクシャクしてできない場合は、突きや蹴りの時にも、腰がそれほど活かされていない。
といったようにつながりがあるんです。

 

さて、準備体操の場面や基本稽古の場面、形の昇級審査の場面
他の生徒の前で、自分が中心となって声を出し動きます。

みんなの前で何かをする。
全く平気な生徒もいますが、ほとんどの生徒は、緊張して声や動きが小さくなります。
後で、やってみた感想を聞くと、「緊張しました、恥ずかしかった」とみんな共通の感想です。

当教室で、なぜみんなの前でやってもらうかというと、
緊張をなくすため、恥ずかしさをなくすためが目的ではありません。
どうやっても緊張し恥ずかしい気持ちはなかなか払拭できないものです。

緊張や恥ずかしいという気持ちがある中でも、
みんなの前で、自分をいかに表現できるか、その力を養ってほしい思いがあります。

私自身、実は超がつくほど緊張するタイプ、恥ずかしがり屋さんでした。
今でもあります。

特に、少年時代は、みんなの前で発言(発表)するときには、
心臓バクバク、顔は赤面。
みんなの顔を見るのが怖く終始うつむきながらしゃべっていました。
社会人になって、多少和らいできたものの、超緊張するのは変わらず。

緊張する、恥ずかしいといった気持ちの裏側には、
間違ったこと言ったらどうしよう、なんて思われるだろうか、自信がないな、といつも不安でした。

そんな私が、今はみんなの前でしゃべれるようになっています。
さて、それはなぜでしょうか?
いろんなことを試し実践してきたこともありますが、
私自身一番効果があった取り組みは、
安心できる空間、安心できる仲間 その中で練習してきた成果が実を結んできました。

当空手教室は、安心できる空間であり、安心できる仲間たち(生徒)がいます。
その中で、できるところから少しずつやってみると、
緊張するし恥ずかしい・・・けど、表現できるようになった! と、成長した自分に出会えると思いますよ。

落合空手教室 稽古の様子 広島市安佐北区