以前、体操教室にて、立ち上がり、立位、歩行が不安定なお子さんと
関わることがありその時の気づきのお話です。

自分の力で立ち上がることができない、
また自力歩行が不安定なためサポートが必要になります。

ここで大切なこと
自力での立ち上がり、立位、歩行が不安定なので、
こちらの介助が必要ですが、
こちらが介助 = 全面的にサポートではありません。
大切なことは、対象のお子さんの力をしっかり活かすことです。

例えば、座っている状態から立ち上がる時、
子どもの手に介助者の手を下から添えてサポートしますが、
その時、「さあ立つよ!」と介助者の力100%で立ち上がらせるのではなく、
まずは、子ども自身の力を使って立ち上がろうとするときに
介助者の手にかかる負荷を感じます。

立ち上がり(10)=対象のお子さんの力 0 + 介助者の力 10
ではなく、
例えば、立ち上がり(10)=対象のお子さんの力 3 + 介助者の力 7

このように負荷を感じてから、
どれくらいの力で立ち上がりをサポートすればよいか
念頭に置いてサポートすることがポイントです。

何を伝えたいかというと、
サポートする側が、全面的にサポートしすぎると
その子の持っている力を低下させてしまう
その子の持っている力を使う機会をなくしてしまう
ことに繋がりかねません。

子どもの力を感じてみましょう
「こんなに力があったんだ!」
って発見がたくさんあることに気づくかもしれません。