深川教室金曜クラスの稽古日
6年生の稽古回数も残すところあと4回となりました。
入会当初の姿を思い出しながら指導していますと、
ぐっと込み上げてくるものがあります。
今週は、護身術、ミット打ち(早突き記録)、形の稽古でした。
護身術にて、片方の腕を掴まれたとき、
どのように返して逃げるかの練習だけでなく、
逆に腕を持った側が、返される時の感覚を学ぶのも大切です。
返されるとき離すまいと、力を入れて腕を掴み続けると自分の手首が痛くなります。
こうされるとこうなるんだが分かることで、
返して逃げる方法がより明確になります。
いろんな稽古を行いますが、
好きな稽古、得意な稽古、苦手な稽古があると思います。
ちなみに、空手を習いたての頃の私は形の稽古が大の苦手。
理由は、同じことを何度も繰り返し変化がないと感じていて、
数回すると飽きてしまい形に魅力を感じませんでした。
今は、形の重要性、魅力、奥深さが分かり好きな稽古になっています。
好きな稽古、得意な稽古の時は、
動きに躍動感あり、表情も引き締まり意欲を感じます。
一方で、苦手な稽古の時は、
動きが緩慢、表情はちょっと疲れた様子、意欲はあるようなないような、、、
誰しも好き、得意、苦手はあります。
私は、どの要素もあっていいと思っています。
考え方が大事だなと思っていて、
好き、得意なことはどんどんやる
苦手なものはやらない のもありかもしれません。
ここでひとつ発想の転換!
苦手なものって好きなこと得意なことをさらに伸ばしてくれる大切なお薬または栄養素かも
と捉えてみる。
苦手な稽古をすることで、好きなこと得意なことが、
より一層心から好きで得意なんだと認識できる。
だからもっと向上したいと思う!
実は、好きな稽古、得意な稽古にある技や動きのレベルアップのために必要な要素が、
苦手な稽古の中に含まれている。
苦手なものに対してちょっと発想を変えてみて、
これをどう生かせばいいかなと向き合ってみる
その時はピンとこなくても、後々、これだ!と気づくときがくると思います。
最後に私の教訓をひとつ
「苦手なことをやるときほど、自身の成長を試されている」
何かの参考になれば幸いです。