今日は、三田教室の稽古日
2月最後の稽古でした。

今週は、形の稽古です。
先週から、みんなで声を出すようにしています。
形の場面でも、みんなで一斉に声を出しながら行うと迫力があります。

自身が発する声で周りの生徒に刺激を与え
周りの生徒の声で自身にも刺激を受ける
やっと本来の流れができるようになりました。

形の稽古ですが、
普及の形や抜粋した形をみんなで一斉に行うときは、
みんなが一つの方向に向かって集中して取り組めています。

みんなで行った後に、各々の課題の形、20分~25分ほど練習時間を設けます。
この時は、生徒自身が中心となって取り組んでもらいます。

与えられた時間最後まで集中して取り組んでもらいたいところですが、
学んだ形の順番までを反復し時間まで頑張れる生徒もいれば、
途中でモチベーションが下がり、動きが緩慢になっている生徒もいます。

そこにはどんな理由があるのかなと考えます。

形が得意、不得意ということもあるかもしれません。
体力的な問題があるのかもしれません。
反復練習をこなすことが好きで、同じエネルギーでやり通せる生徒もいれば、
同じことの反復練習が苦手な生徒もいるかもしれません。
こうした理由に対して善し悪しはつけません。

根本的なところは、今取り組んでいる級や段を「合格したいかどうか」
その気持ちがどれほどあるのかが重要なところです。

「〇級合格したい!〇段とって黒帯になりたい!」「〇〇達成したい!」
これを内発的動機といいます。
内発的動機は、練習姿勢を高める大きなエネルギーの源です。
内発的動機が大きければ大きいほど、多少の苦手なことや嫌なこともがんばれます。
心身ともに過剰なストレスがかかるような無理ながんばりは別ですよ。

生徒の皆さんががんばっている形の稽古など、
自分がどうしたいか、何を得たいか、何を達成したいか、どうありたいかを今一度考えてみましょう。

私自身も生徒の皆さんが、
どうすれば頑張って取り組めるか、
自ずから意欲的に取り組めるか
内発的動機づけを高めるための工夫(声かけ、雰囲気作りなど)を見直し考えていきたいと思います。